08日 9月 2017 本と楽しむ京都 9 梶井基次郎の『檸檬』は文学史の授業で習った覚えがある。なぜか耳について、記憶に残っている。そのモデルになった果物屋さんが今も同じ場所、市役所の隣にある。たたずまいはもちろん変わっているだろうが、まだあることに驚きを感じる。 今の京都大学、昔の山高(旧制第三高等学校)時代の梶井の回想という形をとっているこの作品、寺町、新京極と具体的な地名も出てくる。 正直にいうとタイトルも作者も間違いなく憶えているのに、内容に正確な記憶がない。ほんとに読んだのだろうか。半信半疑である。 tagPlaceholderカテゴリ: