10日 8月 2017 本と楽しむ京都 4 明保野亭(あけぼのてい)は、清水寺近くの産寧坂にあった料亭である。幕末、志士たちの密議の場となった。『竜馬がゆく』(司馬遼太郎/文芸春秋社)にも何度となく登場する。ここは竜馬と土佐藩家老の令嬢お田鶴様との逢瀬の場でもあった。身綺麗とは言い難い竜馬を風呂に入れ、かいがいしく世話を焼くお田鶴様。ふたりの関係が仄めかされる。現在は跡地を示す石標が立つばかり。 tagPlaceholderカテゴリ: